魔女通信

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2018年 07月 18日

book「魔女のレッスンはじめます」

素敵な本に関わらせていただきました。
タイトルは「魔女のレッスンはじめます」
長井るり子作 こがしわかおり絵 出版ワーク社 
植物と深くかかわり、人生経験豊かで色々なことを知っている魔女みたいな
”ばあばちゃん”と二人の少女のひと夏の魔女修行の物語です。
ばあばちゃんとの生活の中で本当の魔法の意味を二人の少女は体感し見つけ
ていきます。こがしわかおりさんの素敵な絵が物語の楽しさと深みを出して、
素晴らしい本になっています。
そのなかで私はハーブに関してささやかにアドバイスさせていただきました。
私が基本的に思う本当の魔法については長井るり子先生と一致しています。
  「魔法の種はあなたのなかに」
夏休みお子さんたちに是非読んでいただきたいお勧めの本です。

先日暑い中、編集の方と長井先生がご来店くださり、本をいただきました。
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# by gt-toyoko | 2018-07-18 18:57 | インフォメーション
2018年 07月 06日

時計草(パッションフラワー)

待ちに待った時計草が咲きました。
見れば見るほど不思議な構造をしています。
そして色も美しい!
その構造美は宇宙を感じる曼荼羅のような広がりがあり、
構造はとても複雑なのに規則的。
16世紀中南米に渡ったキリスト教の宣教師がこの花を見て
キリストの受難(パッション)にたとえて布教に役立てて、
この名前がついたとか。
子房柱は十字架に、3つの雌しべは磔りつけの釘、5枚の萼
と花びらは10人の使徒、巻きひげはムチ、尖った葉は槍・・
といった具合に複雑な花の構造をキリストの受難に結びつけ
たというのです。
でも、私は単純に見た通りの印象で「時計草」と名づけた
和名が好きです。
ハーブの効果は精神安定、安眠などに花のお茶を飲みます。
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# by gt-toyoko | 2018-07-06 15:09 | ハーブ・自然
2018年 07月 06日

ヨーロッパ古代の聖木ミスルトー

ミスルトー (和名:ヤドリギ)
ヨーロッパでは有史以前から崇められてきた聖木ミスルトー。
ミスルトーの生い立ちは不思議で直接地面から生えず、他の木に宿る
半寄生木です。その枝は万病の薬と言われ、枝を持っていると幸運に
恵まれ、黄金のありかも教えてくれると伝えられます。
冬でも青々と茂り、真珠のような美しい実をつけます。
クリスマスの頃実がついた枝が飾られ、その枝の下では誰にでもキス
をして良いという楽しい言い伝えがあります。

先日、元町と山手で「花と器のハーモニー」フェアーがあり、元町店
は花を飾ってお客様をお迎えしました。
当店は丁度山中湖からミスルトーを送ってくれるというので、緑葉の
ミスルトーを飾りました。
一般的な花屋さんでは入手不能なミスルトー。
しかもこの時期、若木のミスルトーは私も初めてです。
送られてきた大きな段ボール箱を開けると、不思議な香りがします。
苔のような、森のような、土のような、とにかく天然の心地よい香り
なのです。早速店に飾ったら、緑の大きなシャンデリアみたい!
お客様には幸運の小枝をプレゼント!
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幸せのおすそ分けです。




# by gt-toyoko | 2018-07-06 14:22 | ハーブ・自然
2018年 07月 06日

人形作り教室

ウエディング魔女人形作り
欧米では、6月の花嫁は幸せになると伝えられます。
太陽が一番長く天空にある夏至は古来よりとても大切な日で、
夏至祭がある6月はすべてが光り輝く美しい時。
同時にハニームーンの時でもあり、結婚にもっとも相応しいと
されます。
日本では梅雨の時期ではありますが、それもまた豊かな恵には
必要な自然の恵です。
6月の教室はウエディング魔女人形を作りました。
娘さんがご結婚なさるのでとか、お孫さんがご結婚なさるので
プレゼントにということで参加された方もいらっしゃいました。
いつもながら、和気藹々で楽しんで作っていただきました。
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# by gt-toyoko | 2018-07-06 13:45 | 最近あったこと
2017年 09月 15日

神の花 雷神



数十年に一度しか咲かないと云う雷神の花。別名「神の花」とも呼ばれる。
その花を見たものは幸せになると言われ、開花の時に願い事を言えばそれは必ず叶えら
れると言い伝えられているそうです。
園芸家たちもその実態がよく分かっていないとのこと。
そんな幻の花を、お客様から「見に来ませんか?」と嬉しいお誘いをいただきました。
そもそも私は「雷神」なる植物すら知らなっかったのですが、その経緯をお聞きして、
それは是非とも見せていただきたいと、お言葉に甘えてノコノコと出かけて行きました。
その日は少し雨が降って駅まで迎えに来てくださったのですが、ご自宅までの5分ほどの
間に、急に風が起こり空は真っ暗、稲光が光り、雷鳴が響き、二人とも瞬く間に上から
下までずぶ濡れ状態。そんな状況に「雷神様のお出迎え!!」と、子供のようにキャッ
キャッと喜ぶいい年の大人二人。人が見たらきっと奇妙だったでしょう。

お部屋に通されて「彼です!」と示してくださった手の先に、想像以上に美しく佇む
雷神の花!。優美に神々しく力強く凛とした姿に思わず息を呑みました。
サボテン科の肉厚のロゼッタ状の葉の先から2メートル以上に伸びた茎には8個ほどの
花穂が付いて下の方から上に向かって、優しい黄色の花の開花が始まっています。
すっと伸びた茎に触ると、大木の枝のように硬くしっかりとして所々鋭く長い棘が付
いています。優雅なだけではなく気軽には近ずけさせない結界のようなものを感じま
した。 
ところで、必ず叶うという「お願い」は何だかしてはいけないような気がしてしませ
んでした。
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神の花 雷神_b0114344_14293144.jpg
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# by gt-toyoko | 2017-09-15 14:31 | ハーブ・自然