魔女通信

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2010年 12月 13日

富山へ講演

先日、富山市へ魔女の講演をたのまれて行ってきました。
関東近辺では時々魔女の話しを依頼されることはあっても、飛行機で(ホウキで飛
ぶ範囲外)の依頼は初めてです。

依頼主は小児歯科医院を営まれる医師で「虫歯のない社会」を理念に様々な試みをし
ていらっしゃいます。
先ず病院建物は一種のテーマパークのよう。
虫歯撲滅に熱意をふるう「がむしゃら博士」の部屋や「魔女」の部屋、子供の身長に
合わせた扉がいくつもあって、大人の私もひとつずつ開けてしまうほど興味をそそら
れる扉のデザインです。
ひとつの扉の中では軽快な音楽が流れ「歯磨き遊戯」で子供たちが身体を使って、正
しい歯磨きを覚えています。
歯の治療の説明は子供目線に姿勢を低くした看護婦さんが、親にではなく子供自身に
丁寧に説明しているすがたが見られます。
しかもその部屋は楽しい本がずらりと並ぶ「ナンじゃモンじゃの部屋」図書館です。
ここでは、子供の笑う声は聞けても小児歯科につきものの泣き声はありません。

それは子供が興味を覚える構造ばかりではなく、先生と子供たち、そして親御さん
の間に共通したひとつのストーリーが信じられているからです。
ー虫歯ミュータンス王国にとらえられた友だちを救うため旅立つ男の子と女の子、
 それを助けるがむしゃら博士と3人の魔女たち、複雑に展開する物語ー
魔女は重要なキーマンで、そんなことから私に話しがきたと云う訳です。

30人程の方たちが集まり、私のつたない話しを熱心に聞いて頂きました。

素晴らしい理念のもと、まわりを楽しくまき込んでご自分の仕事を進められている
先生に感動して帰ってきました。
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by gt-toyoko | 2010-12-13 16:58


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