<   2010年 07月 ( 1 )   > この月の画像一覧


2010年 07月 08日

魔女の町 Salem 1

ボストンから車で40分程行くと古い小さな港町セイラム(Salem)に着きます。
15年前この街を訪ねて、今回2度目の訪問です。

セイラムは17世紀実際に「魔女裁判」が行われたことから「魔女の街」として知ら
れています。
1692年この街で実際起きた魔女裁判の悲劇。
当時、農家の過酷な生活環境の中で抑圧された少女たちは一種の集団ヒステリーを起
こし、魔女の刻印を押された彼女たちは群衆の狂気によって裁かれました。
この悲劇を二度と起こさない、という反省の元に建てられた「魔女博物館」、そして
魔女裁判の判決を待つ間彼女たちが幽閉されていた「魔女の家」。
15年前にも訪れた場所ですが、同じ街かしらと疑う程に街は大きくふくらんで、古
びた感じに見せかけた新しい建物が並び、印象は以前に比べてかなり観光化の感をう
けました。

今回の目的はこの街に住むと云われる「魔女」に会う為に来たので、観光協会で早速
そのような人がいるのか聞いてみました。
ベイサイドに建つ「魔女の店」に行けばその人に会えるというではありませんか。

教えられた地図を頼りに暑い日差しを避けながら20分ほど歩くと、街の喧噪が遠の
き突然、どこまでも広がる青淡の海が涼やかな風とともに現れました。
桟橋のような所では学童たちが20名ばかり、先生とおぼしき人を囲んで暑さでだら
けた感じで話を聞いています。(この風景はどの国も同じ)
「魔女の店」は桟橋右手の木造建物の裏手のようです。

礒の香を含んだ穏やかな風は魔女に会えると思う心の高揚を落ち着かせてくれます。
店は感じの良い木造で、ドアーは閉まっています。
休みかしら・・・?
店前のベンチに腰掛けてしばらく途方に暮れていると、内側から扉が開いて大きな女性
が現れました。
私は日本で魔女とハーブの店をしていて魔女を訪ねてきました、というようなことを手
短に説明すると、彼女はとても喜んでくれました。

ハーブの香りに迎えられて店に入ると、壁いっぱいに薬草瓶が並び、天然石のアクセサ
リーやお守りグッズ、月の暦など魔女必需品がきれいにディスプレーされています。
観光化した町の様子から妖しい女性が現れるのではと、ちらりとよぎった不安は今はな
く、癒しに満ちた優しい魔女に聞きたかった質問をしてみました。
まとめると魔女は
 自分が信じていることを実現できる人、大自然の意味を知る、神秘を信じる、薬草に
 詳しい、パワフルである、群れない(自立している)、月の運行に従う、魔女の暦を
 持っている(例えば今日6/21は夏至で日本から貴女が訪ねて来た、つまり新しい
 出会いがある日)など。生活は普通の人と一緒だけれど、以上のようなことを信じ
 て毎日曜日集会に参加して魔女の知恵を得ている人だということでした。
私もこれで長年魔女について調べてきたことの確認ができました。
魔女の生き方は、現代を生きる私たち女性が必要とする要素をたぶんに含んでいます。

最後に彼女の好きなハーブを質問してみました。
それはラベンダー、パチュリー、マグワートだそうで、理由は・・
・ラベンダーは元気回復、全てに優しいから。
・パチュリーはパワーアップの力があるので祈りの時に。
 また未来を見ることが出来るから。
・マグワートは健康と、守りに役立つからだそうです。

私たちはやわらかく抱擁してお互いの命のパワーを感じ別れました。
魔女の店
Witches Weeds
102 wharf Street ~Pickering Wharf~ Salem,MA01970

Teri Kalgren,Proprieter


セイラムから車で海沿いを20分程、Cape Annという街はレッドロブスターで有名。
魔女にも会えたのでロブスターを食べてニューヨークに帰ることにしました。
b0114344_1843498.jpg

b0114344_1850455.jpg

b0114344_18501883.jpg
b0114344_18495764.jpg
b0114344_18564129.jpg


by gt-toyoko | 2010-07-08 18:45