魔女通信

majoneko.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2013年 08月 05日

メタセコイア

蝉の木?
自宅から店までいろいろな道を歩いて通いますが、木々が多い道を通るのが好きです。
今朝は少し遠まわりして山手のイタリヤ山庭園内を抜けることにしました。
ここは、ブラフ18番館で石川町駅から一番近い山手西洋館のひとつです。
山手側からの門を入ると、メタセコイアの高い円錐形の並木が直立し緑陰が涼しげです。
じっさい、この並木道はどんなに暑い日でも冷風が通り、明るい緑色の葉とともに、つかの間暑さを忘れさせて
くれます。
メタセコイアは杉科の落葉高木で羽のような形状の葉は、針葉樹のトゲトゲした印象はなく、柔らかくやさしく
垂れ下がっています。
そんな枝のほとつに、茶色で球形の実のようなものが幾つも成っているのを発見。
近くによってよく見ると、木の実に見えた丸っこいものはなんと蝉の脱け殻でした。
それにしても、一つの枝にこんなにもたくさんの脱け殻が集まるという事はよほどこの枝は蝉の羽化に適した
条件を備えているのでしょうか。
木の根元に目をやると、まるで棒で地面をさしたかのような穴が、あちこちに開いて蝉の幼虫が地中から這い
出た様子がうかがえます。
蝉は地中で幼虫として7年間過ごし、地上で羽化し成虫となって子孫を残した後は5〜7日で死ぬと言われます。
夜中幼虫は地上に出て羽化する場所を10〜20分かけて決めるそうです。
ここぞと思った場所は、どの蝉にとっても同じだったということなのでしょうか?
蝉時雨を日傘で受け止めながら、今日も暑い一日が始まります。
メタセコイア_b0114344_1195042.jpg

メタセコイア_b0114344_11101752.jpg


by gt-toyoko | 2013-08-05 15:47 | ハーブ・自然


<< 音語り      クローブピンク >>