魔女通信

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2007年 10月 03日

彼岸花

「紅い花なら曼珠沙華〜♪」
こんな歌をむかし母が家事をしながら歌っていた記憶があります。

たしか、「オランダ屋敷に雨がふる〜♪・・」と続いたように思います。
異国情緒とともにあでやかな紅い色、曼珠沙華(マンジュシャゲ=ヒガンバナ)の
印象が強く、この花を見ると自然に母のはな歌が口からでてきます。

炎のような形状と妖しいほどに紅い花色、葉が1枚もないという他の花とは異った
特徴は、一度みると忘れられない植物のひとつとなります。
球根には毒性(リコリス)があり、モグラなどが食べて死ぬこともあります。

そういえば、どこか魔的なあやしさをたたえているのは、そんな毒を密かに地の下
に隠し持っているからなのかも知れません。
ただしこの毒は水に何回もさらすとなくなり、飢饉の時の重要な食料として利用さ
れたこともあります。


彼岸花_b0114344_1805844.jpg


by gt-toyoko | 2007-10-03 18:01 | ハーブ・自然


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